ひとつは、無垢の木材を使う為、乾燥収縮等でおこる「セトリング」です。
ログハウスは木材を横に重ねて積んでいく建物です。
その為1本1本の木の繊維が乾燥収縮や捻じれ等により2mmから4mm程度/1本、木が細くなります。
その為18段ログを積んだ場合には36mmから72mmほどログの壁が収縮することを言います。
収縮したログをそのまま放置すると建物全体が歪み、ドアや窓などの建付けに不具合が生じ開閉に支障をきたすことがあります。
セトリングに関するメンテナンスは定期的にボルトの調節を行うことになります。
セトリング自体はほとんどの場合約2年ほどで乾燥収縮も落ち着きます。
どんな住宅にも言えることですが、住宅には建ててからのメンテナンスが必要になります。
それが無垢の木材を使ったログハウスとなるとログハウス特有のメンテナンスが必要になります。
ログハウスは外壁も内装も無垢の木材を使用します。
その為、在来の新建材や、サイディングと違い何もしないで放置しておくと腐食が進行します。
特にバルコニーやウッドデッキなど雨の当たる部分は気つけましょう。
ログハウスのメンテナンスには大きく分けて2種類あります。
セトリング
外壁の塗装
もう一つ、ログハウスのメンテナンスの中で一番重要だと思われるのが外壁の塗装です。
外壁のログは紫外線や雨風にさらされ劣化しやすいので定期的に再塗装をお勧めします。
特に雨風の当たる外部のデッキや手すり、ノッチなども気を付けて塗装することをお勧めします。
塗装はただ上塗りするのでは汚れの上から色を付けているにすぎません。
必ず洗浄(出来れば高圧洗浄)して乾燥してから塗装しましょう。
そうすればログハウスは50年でも100年でも長持ちする建物であることは海外で証明されています。
他社ログハウスのメンテナンスもご相談ください。
メンテナンスの見積もりは無料です!
ログハウスの増改築について
ログハウスは増改築が難しいという人がいますが、そんなことはありません。
増築もいたってシンプルに出来ます。
在来工法の母屋とジョイントすることも可能です。
在来工法の母屋とのジョイント工事の様子
もしログ壁が腐食してしまったら…
もしもログハウスのログが劣化や害虫によって腐食してしまったらまずは原因を突き止めましょう。
雨風による劣化が原因であれば補修の後にも同じことが起こる可能性があります。
トップログや手すりの笠木の上部に板金を巻いて劣化を防ぐ等の処理が必要です。
害虫が原因の場合にはとりあえず害虫駆除を先に置かなって害虫を死滅させることが大切です。
そのうえで腐食したログ壁が耐力壁としての役割に不十分と判断した場合にはログ壁の上から別の耐力壁で建物を補強することをお勧めします。
是非ともご相談ください。
【腐食してしまったハンドカットログハウスのメンテナンス例】
ノッチ部分が腐食して、そこからシロアリに侵食されてしまった状態。
耐力壁の役目をかろうじて果たしてはいますが、万全な強度とは言えない状況でした。
そのためノッチと耐力壁の強度はあきらめて、耐力壁を新たに別の耐力壁を作ってサポートする方法での修繕・補強を行いました。
※画像右側はログ壁の外側に、別の耐力壁を在来工法で作っている様子です。
お客様のご希望に合わせたフリープランも可能です。ログハウスというと間取りのアレンジやフリープランが難しいのでは・・と思われがちですが、お客様の様々なご要望をかなえるために住宅、別荘店舗その他施設までその土地にあ ったご希望の間取りができるまで綿密にプラン作成を行い、オーダーメイドを可能にしています。
私たちはセルフビルドやハーフビルドを応援しています。
ログハウスを自分で組み立ててみたい、そんな夢をお手伝いをさせていただきます。また、ログを組むのはできるけど基礎工事や設備などは頼みたいなど、部分的な工事でもお任せください。
日本全国、離島でも(工事金額は状況によって差額が発生する場合あり)工事を承ります。
日本全国、離島まで、自社の施工ネットワークを活用して北は北海道から南は沖縄まで施工が可能になりました。
もちろんアフターメンテナンスも万全です。
信販会社とのタイアップにより500万円/5年(60回)までのローンが無担保で利用出来ます。(要審査)
※キット代金に対してご利用出来るローンです。
住宅瑕疵担保履行法に伴う保険の加入で安心です。クローバーハウスジャパンでは工事の際、地盤保障をはじめ住宅瑕疵担保履行法に伴う保険の加入で長期にわたりお客様の大切な財産を保障するシステムに加入しています。
(販売店によって保障の内容が違いますので、事前に一度お問い合わせ下さい。)